徳島県の空き家0円物件(差し上げます・無料)の探し方と注意点

徳島県の空き家0円物件(差し上げます・無料)の探し方と注意点

徳島県では、0円の空き家・土地を集めたサイトにこれまで33件の掲載がありました。そのうち23件は、鳴門市のリゾートマンション「ふるさと君」を「毎年決まった1週間」だけ使える権利(タイムシェアの持分)で、家は6件、土地は4件です。阿南市の掲載は4件で、4件とも成約していました。この記事では、0円物件サイトに徳島県で掲載された33件を、1件ずつ詳細ページと説明文まで確認して集計しました。あわせて、掲示板サイトの0円・格安の投稿の条件、空き家バンクの価格帯、阿南市・鳴門市・徳島市の補助の扱いも確かめました。その結果をもとに、徳島県で0円の空き家を探す方法と、譲り受ける前に確かめたい点をまとめます。

目次

徳島県の0円物件の実例(33件)

0円の空き家・土地の掲載に特化した「みんなの0円物件」を2026年10月5日に確認したところ、徳島県でこれまでの掲載は33件でした。状態の内訳は次のとおりです。

状態件数
成約済み27件
募集中(表示)2件(うち1件は譲渡先が決まったと書かれていた)
募集終了1件
受付停止2件
取引中止1件

成約した27件の、サイトの表示による掲載から成約までの日数は2日から369日で、中央値は35日でした。掲載は2021年が1件、2022年が3件、2023年が10件、2024年が7件、2025年が8件、2026年が確認時点で4件です。

掲載のある市町は5つで、鳴門市が23件、阿南市と徳島市が各4件、東みよし町と吉野川市が各1件です。

区分件数状態
リゾートマンションの1週間分の持分(タイムシェア)23件成約済み18件・募集中2件・募集終了1件・受付停止1件・取引中止1件
家(一戸建て)6件成約済み5件・受付停止1件
土地4件成約済み4件

鳴門市の23件は、サイトの区分では「マンション」ですが、住むための部屋ではなく1年のうち1週間だけ使える権利のため、家とは分けて数えました。

鳴門市の23件は、リゾートマンションの「1週間分」の持分

鳴門市の23件は、すべて「ふるさと君」という名前のリゾートマンションの、1年のうち決まった1週間を使える持分でした。タイトルでは「渦潮編」が21件、「内ノ海編」が1件で、残る1件も物件名の欄は渦潮編です。持分の割合が書かれた3件は、どれも51分の1でした。1つの掲載で、別の週の2室や3室の持分をまとめて譲るものも2件ありました。成約した18件の成約までの日数は2日から369日(中央値35.5日)でした。

0円で譲られる理由として、高齢になって使えなくなったことや、使わなくても管理費がかかることが書かれていました。ある掲載では「購入後に管理費が一年につき1万9千円ほどかかるので利用していないのに負担に思っています。」とされ、別の掲載では「ここ10年間は一度も利用しておりません。」と書かれていました。

タイムシェアで確かめたいこと

  • 使えるのは決まった1週間:「11月6日 午後4時〜11月13日 午前10時」のように、部屋と期間が掲載ごとに決まっています。都合の合う時期かどうかを先に確かめましょう。
  • 毎年の管理費と固定資産税:管理費が書かれた20件のうち、渦潮編の19件は年19,000円から25,000円(16件が19,000円)、内ノ海編の1件は29,000円(固定資産税を含む額)でした。固定資産税は、書かれていたもので年1,000円から2,537円です。使わない年もかかり続けます。
  • 登記の費用:持分を譲り受けるには所有権の移転登記が必要です。2025年10月に掲載された1件は「所有権移転登記の費用(おおよそ10万円)」を負担できる人を条件にしていました。
  • 使い方の決まり:「民泊としての利用は禁止されています。」と書かれた掲載もありました。

住むための家ではないため、空き家の改修や移住の補助の対象とは前提が違う点にも注意しましょう(下の補助の節で説明します)。マンションの管理費がかかる0円物件の注意点は、新潟県のリゾートマンションの例を新潟県の空き家0円物件(格安・無料)の探し方と注意点でも解説しています。

確認時点で募集中の2件

2026年10月5日の時点でサイトの状態が「募集中」だった2件は、どちらも鳴門市のタイムシェアでした。

  • 2026年8月掲載の1件:サイトの状態は「募集中」ですが、タイトルに「譲渡先が決まりました」とあり、説明文にも「本日10月1日、譲渡先を決定いたしました。」と書かれていました。先着順ではなく、問い合わせた人の中から選ぶ形の募集でした。
  • 2026年9月掲載の1件:12階の部屋で、利用期間は11月11日から11月18日、管理費は年19,000円と書かれていました。

このほか、2025年10月掲載の1件(利用期間は11月6日から11月13日、固定資産税は年1,107円、管理費は年19,000円)は、同じ日のうちに状態が「募集終了」に変わりました。2023年9月に掲載されて134日で成約した掲載にも、部屋番号(「303号室」と「A-303号室」)と利用期間が同じ持分が載っていました(同じ持分かどうかは書かれていません)。

掲載は変わることがあるので、最新の状態は物件のページで確かめましょう。

家は6件、徳島市と阿南市に3件ずつ

一戸建ての家6件のうち、成約したのは5件で、成約までの日数は12日から216日(中央値47日)でした。築年がわかる家は1960年ごろ(説明文で「昭和35年ごろ」)から1989年の建物です。年間の固定資産税は、書かれていた4件で19,300円から39,700円でした。

徳島市の3件

  • 接道していない家(12日で成約):約15年前から空き家で、水回りは「恐らくそのままでは使えません」とされ、「また物件は接道していません。」と書かれていました。通路は幅約2mで車は通れず、「再建築はできないと思うので、建物は残しています。」とされていました。
  • 1966年築の平屋(35日で成約):家具や生活用品が残っている家でした。
  • 山林とセットの平屋(受付停止):1966年築の平屋と、近くの山林256㎡をまとめて譲る掲載です。「現在はゴミ屋敷状態」で、水道・電気・ガスは止まっていて、告知事項があると書かれていました。ごみを搬出してから、そのかかった費用(100万円〜200万円)で販売することも考えたものの、先に今の状態のまま譲ることにしたと書かれていました。条件として、譲り受けた後の管理や、譲渡でかかる費用の負担、司法書士を通した名義変更など5つが挙げられていました。

建物を建てるには、原則として建築基準法上の道路に敷地が接している必要があります。0円でも、接道していない家は建て替えができないことがあり、今の建物を直して使うことが前提になります。気になる物件は、市の建築の窓口で確かめましょう。

阿南市の0円物件は4件、4件とも成約

阿南市の掲載は4件(家3件・土地1件)で、4件とも成約していました。成約までの日数は31日から216日です。

  • 家とアパートの2棟(47日で成約):昭和35年ごろに建てた2階建ての家と、斜め向かいのアパート1棟(上下2戸ずつ、風呂なし・汲み取り式のトイレ)をまとめて譲る掲載でした。アパートは20年近く空き家で、「どちらも前の道が細く、建物の前までは車が入らず駐車場もありません。」と書かれていました。「必ず現地を確認していただくこと」が条件で、2棟とも引き取れる人を優先するとされていました。
  • 1974年築の4DK(103日で成約):家財やごみが残っていて、相続の登記をする予定と書かれていました。
  • 1989年築の2階建て(216日で成約):「知らないうちに保有していた物件です。」「相続放棄でもどうにもならず困っています。」と書かれた家で、敷地に古い倉庫(71.68㎡)がありました。
  • 建物のない宅地(31日で成約):322.73㎡の宅地で、所有権移転の手続きの費用は譲り受ける人の負担とされていました。

阿南市で探すには

阿南市の空き家バンクは、市内の空き家を売りたい・貸したい人と、買いたい・借りたい人を結ぶ制度です。登録できるのは、すぐに水道や電気を使える状態で、市が派遣する空家判定士が住めると判断した空き家に限られます。市は連絡の調整や情報の提供をしますが、「あっせん、契約などは一切行いません。」とされていて、内覧は原則平日のみです。市のページからリンクされた外部の公開ページで、2026年10月5日に登録物件の一覧を確認すると6件でした。売却価格は内原町の物件の10万円が最も安く、ほかは650万円から1,000万円(1件は交渉中)と「要相談」で、0円の物件はありませんでした。6件のうち4件は賃貸(月7千円から10万円)もできるとされ、一覧には「令和7年5月~令和8年9月現在 賃貸契約14件成立 売買契約4件成立」と書かれていました。

アットホームの空き家バンクのサイトに阿南市は参加していませんでした(下の節を参照)。阿南市で0円や格安の家を探すなら、市の空き家バンクと0円物件サイト、掲示板サイトをあわせて確かめましょう。

土地は4件、3件が畑や田を含む

土地4件は4件とも成約していて、成約までの日数は6日から62日でした。

  • 東みよし町の畑(6日で成約):476㎡の畑で、譲渡や農地転用には「農地委員会」(原文のまま)の承諾が必要と書かれていました。
  • 吉野川市の宅地と畑(27日で成約):宅地385.13㎡と畑44㎡で、畑は地目を変更してから譲る予定とされていました。司法書士は指定され、北側のブロック塀の基礎が一部隣の土地にはみ出していると書かれていました。
  • 徳島市の田(62日で成約):相続した耕作放棄地の田3筆(1,568㎡)で、そのうち1筆は公道に接しておらず車が入れないとされていました。

農地を取得するには、原則として農業委員会の許可が必要です。0円でも、農地は譲り受けられる人が限られることがあります。

掲示板サイトの0円・格安の投稿は手数料などの条件を確認

掲示板サイトのジモティーで、徳島県の不動産を「譲り」と検索すると、2026年10月5日の時点で29件(受付終了の投稿を含む)と表示されました。受付終了の投稿の一覧より前に並んだ投稿は10件で、そのうち9件を投稿ページまで確認しました(1件は投稿ページが表示されませんでした)。

  • 0円のマッチングサービスの投稿(石井町1件・東みよし町2件):3件とも同じ0円物件マッチングサービスの投稿で、タイトルに「物件価格は0円ですが、成約時に別途マッチング手数料」がかかると書かれていました。金額は100,000円・165,000円・275,000円(いずれも税込)です。本文には登記費用(30,000円〜)や税金もかかると書かれています。石井町の田4筆と納屋付きの平屋は、前面道路が「無接道」で車は通れず、相続登記の手続き中、固定資産税は年81,300円とされていました。東みよし町の倉庫付きの2階建てと山林は、雨漏りがあり「大規模修繕が必要です。」とされ、東みよし町の宅地139.76㎡は、土砂災害警戒区域にあり、筆界未定地で、再建築できるかは町に問い合わせるよう書かれていました。
  • 10万円・20万円の家と土地(阿南市・鳴門市の3件):同じ不動産会社の投稿で、本文に「弊社売主」とありました。阿南市橘町の戸建て(10万円、築42年、7LDK)は雨漏りと壁のはがれの箇所、残置物があり、境界は明示しないとされていました。鳴門市撫養町の戸建て(10万円、築86年)は雨漏りと告知事項があり、駐車スペースはないとされていました。鳴門市北灘町の土地(20万円、1,009.78㎡)は土砂災害警戒区域にあると書かれていました。3件とも司法書士は売主が指定するとされていました。
  • 0円のタイムシェア(鳴門市の2件):1件は0円物件サイトの「譲渡先が決まりました」の掲載と同じ部屋で、タイトルは「新規受付終了・譲渡先最終確認中」でした。もう1件は利用期間が3月24日から31日の部屋で、管理費は年19,000円、登記は司法書士に頼む必要があると書かれていました。
  • そのほか(三好市・鳴門市の土地2件):三好市の土地(約50坪、合計275万円)と、鳴門市の土地(一覧では450万円。投稿ページは表示されませんでした)です。

受付終了の19件は投稿ページまでは確認していません。0円や10万円の投稿でも、手数料や登記の費用がかかります。価格だけでなく、取得までにかかる費用の合計と、家の状態を確かめましょう。

空き家バンクで探す

アットホームが運営する「空き家バンク」のサイトには、徳島県から13市町村が参加していて、2026年10月5日に売買物件を確認すると118件が表示されました。多いのは美馬市(32件)、三好市(25件)、那賀町(23件)です。

  • 種類は、戸建てが103件、土地が14件、事業用(一棟)が1件でした。
  • 価格が100万円以下の物件は14件(戸建て13件・土地1件)でした。
  • 0円の物件はありませんでした。最も安いのは那賀町の戸建て(1969年築)で10万円、次いで三好市の戸建てが30万円でした。
  • 価格が「相談」の32件は、価格を確認できていません。

0円物件サイトに掲載のある市町では、鳴門市が14件(価格が表示された12件は200万円から1,880万円)、吉野川市が6件、徳島市が1件で、東みよし町は参加していますが物件は0件でした。阿南市はこのサイトの参加自治体の一覧にありませんでした。

阿南市・鳴門市・徳島市の補助は、制度ごとに使えるかを確かめる

当サイトで確認した阿南市・鳴門市・徳島市の制度は、次のとおりです(確認日は2026年10月5日。ほかの市町村の制度は確認していません)。

自治体・制度制度の内容0円で譲り受けた場合の扱い
阿南市(あなんぐらし支援事業)市内の業者による住宅のリフォーム(補助対象の経費20万円以上)に、基本15%(上限15万円)。自分が住むために空き家住宅(事業・貸付・居住に使われていない住宅)を取得し、取得日から1年以内に申請する場合は35%(上限35万円)を加算し、申請には空き家であることの証明書類(電気・水道・ガスの使用中止日が分かる書類など)が必要。世帯全員が移住者(市外から移り5年以上住む意思がある人など)の場合は15%(上限15万円)を加算。対象は、自分が登記名義人か固定資産税の納税義務者で、住む(リフォーム後に住む予定を含む)住宅。市税の滞納がないこと。抽選制で、交付決定前の契約・着工は不可、過去に市の住宅リフォーム補助金を受けた人や、他の補助を受ける工事は対象外ページでは空き家を「取得」とだけ書かれていて、購入に限る記述は見つけていない。申請書類にも売買契約書の項目はない(交付要綱は確認できていない)。0円で譲り受けて住む場合も対象になる可能性がある。2026年度は4月の抽選受付で終了。翌年度の受付は市の住宅課に確かめる
阿南市(危険廃屋等除却支援事業)使われておらず今後も使う見込みのない住宅で、著しく老朽化している(不良度の評点が100点以上)か、解体後の跡地を1年以上地域のために使うものの解体に、費用の2分の1(上限50万円)。所有者(法人を除く)で市税の滞納がない人が対象。同じ敷地に住んだり使ったりしている建物がある場合は対象外で、敷地内の建物はすべて解体する。県内の業者、交付決定後の着手、家財の処分費は対象外。入口は事前調査の申込みで、2026年度の追加募集は10月1日から10月30日(先着順、3件程度)「除却を前提に取得(相続を除く。)したもの」は対象外とされている。解体するつもりで0円で譲り受けた家は、対象にならないと考えられる
鳴門市(空き家リフォーム支援事業・移住者向けリフォーム支援事業)移住者の住まいにする空き家のリフォームに、費用の2分の1(所有者が行う場合は上限20万円、移住者が行う場合は上限40万円)。事前に空き家判定(自己負担11,000円)を受け、1981年6月1日以降に着工した住宅(一定の耐震性がある場合を除く)を10年間移住者の住まいに使うことなどが条件。移住者は、空き家バンクの利用登録の申込み時に市に住民登録がないか、住民登録して2年を経過しない人。申請は着手の30日前か1月31日の早い日まで「市と協定を締結した宅地建物取引業者による媒介を経ているもの」「移住者との間で売買又は賃貸借契約が成立したもの」が条件で、申請に契約書の写しが必要。0円で譲り受けた家は対象にならないと考えられる
鳴門市(住宅安心リフォーム支援事業)いま住んでいる住宅のリフォーム(20万円以上、市内に本店がある業者)に、費用の20%(上限15万円)。市に住民登録があり、世帯全員の所得(2024年1月〜12月)の合計が550万円未満で、住んでいる住宅の所有者か所有者と親子関係にある人。2027年3月15日までに完了、同じ住宅・同じ申請者で1回限り。2026年度は12月11日まで先着66戸購入の条件は書かれていない。譲り受けて住み始めた後の自宅なら対象になる可能性がある。1年に1週間使うタイムシェアの持分は、住んでいる住宅にあたらないため当てはまらないと考えられる。市に確かめる
鳴門市(老朽危険空き家除却支援事業)使われておらず今後も使う見込みのない、不良度の評点が100点以上の空き家で、倒壊すると前面道路をふさぐおそれ(上限60万円)か、隣の土地に悪影響を及ぼすおそれ(上限30万円)があるものの解体に、費用の3分の2(居住誘導区域は5分の4で上限80万円・40万円)。対象は建物か土地の所有者または相続人で市税の滞納がない人。抵当権などがないこと、建物の全部を解体すること、市内の業者、交付決定前の着手は不可、家財の処分費は対象外。入口は事前相談と立入調査。2026年度の当初受付(4月6日〜5月8日)は終了し、キャンセル待ち売買や取得方法の条件はない。対象は所有者など。譲り受けた家を解体したいときに、解体の前に市に確かめる
徳島市(住宅リフォーム支援事業)市内に本店がある業者による50万円以上(税抜)の工事に、区分A(自分が登記上の所有者で、住民票の住所にある住宅の長寿命化のリフォーム)は12%・上限12万円、区分B・C(市の居住促進区域や中心市街地に移住し、2025年4月1日以降に1981年6月以降の耐震基準を満たす中古住宅を購入して3年以上住む人)は20%・上限20万円、30%・上限30万円。市税の滞納がなく、2021年度以降に同じ補助を受けていないこと。事前申込み(抽選)と交付決定の後に着工区分Aに購入の条件はない。0円で譲り受けて登記し、住民票を移して住む場合は対象になる可能性がある。区分B・Cは購入が条件で、申請に購入を証明する書類が必要なため、0円で譲り受けた家は対象にならないと考えられる。2026年度は追加募集も予算の上限に達して受付終了(7月13日)。翌年度の受付は市の住宅課に確かめる
徳島市(危険廃屋解体支援事業)放置されて危険になった空き家(不良度の評点が100点以上など)の解体に、費用の2分の1(上限30万円)。所有者などで市税の滞納がないこと、ほかの助成を受けていないこと。事前相談と事前調査が必要で、交付決定後に着手。先着20件程度売買や取得方法の条件はない。対象は所有者など。譲り受けた家を解体したいときに、解体の前に市に確かめる

阿南市のあなんぐらし支援事業の空き家の加算は、ページでは「取得」とだけ書かれていて、購入に限る記述は見つけていません(交付要綱は確認できていません)。鳴門市の住宅安心リフォームと徳島市の住宅リフォーム支援事業の区分Aは、自分が所有して住む家が対象で、購入の条件は書かれていません。一方、鳴門市の空き家リフォームの2つの補助と徳島市の区分B・Cは、売買や賃貸借の契約が条件で、0円で譲り受けた家は対象にならないと考えられます。阿南市の解体の補助は、解体を前提に取得した家を対象外としています。0円で譲り受けて住む場合は、契約や工事の前に市の窓口に確かめましょう。

なお、県がまとめた市町村の空き家の支援制度の一覧(2026年4月時点)には、阿南市の空き家バンクに登録予定の物件の調査・判定費の補助(登録予定の所有者向け)も載っています。これと、3市の木造住宅の耐震化の補助は、当サイトでは条件を確認していないため、上の表には入れていません。県の空き家の相談窓口(「とくしま回帰」住宅対策総合支援センター)は、補助については各市町村の制度を案内していました。

東京23区に住んでいたか通勤していた人が移住する場合など、条件を満たせば国の移住支援金を使える市町村もあります。しくみは移住支援金とは?で解説しています。鳴門市のページには、東京23区から移住した場合の移住支援金(単身60万円・複数世帯100万円)のほか、大阪圏(京都府・大阪府・兵庫県)から移住した場合の市の支援金(単身30万円・複数世帯50万円)も載っています。就業などの条件があるので、市のページで確かめてください。

0円でもかかる費用

物件が0円でも、次の費用がかかります。

  • 登録免許税:無償で譲り受けた(贈与による)所有権の移転登記では、固定資産税評価額の2%です。
  • 不動産取得税:有償か無償かに関わらず、取得した人にかかります。税率や、かからない場合(免税点)の条件は、県の税務担当の窓口で確認してください。
  • 贈与税:個人から無償で譲り受けた場合は贈与にあたり、その年にもらった財産の評価額の合計が110万円を超えると贈与税がかかります(110万円以下ならかからず、申告も不要です)。法人から無償で譲り受けた場合は、贈与税ではなく所得税がかかります。
  • 司法書士への報酬・マッチングの手数料:登記を依頼する場合や、マッチングサービスを使う場合にかかります。司法書士を売主が指定する物件もあります。
  • タイムシェアの管理費:使わない年もかかります。鳴門市の掲載では年19,000円から29,000円でした。
  • 解体・改修・片付け・固定資産税:古い建物では改修や解体、残った家財やごみの片付けの費用がかかり、毎年の固定資産税もかかります。

みんなの0円物件の利用規約でも、登記費用や固定資産税の精算金などの実費は、物件を取得する人の負担となる場合があると定めています。税金の詳しいしくみは空き家を手放したい人へ|0円で譲る方法と手順の「譲るときの契約・登記・税金」の節で解説しています。0円物件のしくみや注意点は、空き家0円物件(差し上げます)とは?探し方と注意点もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q1. 阿南市に0円で譲ってもらえる空き家はありますか?

2026年10月5日の時点で、0円物件サイトの阿南市の掲載は4件(家3件・土地1件)で、4件とも成約済みでした。掲示板サイトのジモティーには、阿南市橘町の戸建てが10万円で投稿されていましたが、雨漏りなどの箇所があり、境界は明示しないとされていました。市の空き家バンクの登録物件は6件で、売却価格は10万円から1,000万円(ほかに「要相談」)で、0円の物件はありませんでした。

Q2. 0円で譲り受けた家に、市の補助は使えますか?

当サイトで確認した鳴門市の空き家リフォームの補助と徳島市の住宅リフォーム支援事業の区分B・Cは、売買や賃貸借の契約が条件で、0円で譲り受けた家は対象にならないと考えられます。鳴門市の住宅安心リフォームと徳島市の区分Aは、自分が所有して住む家が対象で、購入の条件は書かれていません。阿南市のあなんぐらし支援事業の空き家の加算は「取得」とだけ書かれていて、購入に限る記述は見つけていないため、対象になる可能性があります(交付要綱は確認できていません。2026年度の受付は終了しています)。阿南市の解体の補助は、解体を前提に取得した家は対象外です。ほかの市町村の制度も含め、契約や工事の前に窓口に確かめましょう。

Q3. 徳島県の空き家を手放したい場合はどうすればいいですか?

市町村の空き家バンクに登録する、0円物件サイトに載せる、隣の土地の所有者に譲るなどの方法があります。阿南市・鳴門市・徳島市には、老朽化した危険な空き家の解体費の補助もあります(いずれも解体の前の相談や調査、交付決定が必要です)。手順や税金は空き家を手放したい人へ|0円で譲る方法と手順にまとめています。

まとめ

徳島県では、0円物件サイトにこれまで33件の掲載があり、23件は鳴門市のリゾートマンションの1週間分の持分(タイムシェア)、家は6件、土地は4件でした。タイムシェアは使わない年も年19,000円から29,000円の管理費がかかり、サイト上で募集中と表示された2件もどちらもタイムシェアでした(うち1件は譲渡先が決まったと書かれていました)。阿南市の4件は4件とも成約していて、接道していない家や、残った家財の片付けが必要な家もありました。当サイトで確認した補助では、売買や賃貸借の契約が条件の制度は0円で譲り受けた家には使えないと考えられますが、自分が所有して住む家のリフォームの補助は、条件を満たせば対象になる可能性があります。現地を見て、接道や建物の状態、毎年かかる費用まで含めて見通しを立てておきましょう。

参考情報

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