新潟県では、0円の空き家・土地を集めたサイトにこれまで114件の掲載がありました。いちばん多いのは湯沢町(40件)で、苗場や岩原などのスキー場近くのリゾートマンションの一室が中心です。そのほかは柏崎市・長岡市・上越市などの家や土地で、雪下ろしや雪の重みによる傷みが書かれた家もありました。掲示板サイトには、物件価格を10円とした戸建ての投稿も並んでいます。この記事では、0円物件サイトに新潟県で掲載された114件を、1件ずつ詳細ページと説明文まで確認して集計しました。その結果をもとに、新潟県で0円や格安の空き家を探す方法と、譲り受ける前に確かめたい点をまとめます。
新潟県の0円物件の実例(114件)
0円の空き家・土地の掲載に特化した「みんなの0円物件」を2026年10月3日に確認したところ、新潟県でこれまでの掲載は114件でした。状態の内訳は次のとおりです。
| 状態 | 件数 |
|---|---|
| 成約済み | 81件 |
| 取引中止 | 19件 |
| 受付停止 | 9件 |
| 募集中 | 5件 |
成約した81件の、掲載から成約までの日数の中央値は62日です。30日以内に成約した物件が18件、90日以内が53件ある一方で、1年以上かかった物件も2件ありました。掲載は2024年が26件、2025年が28件と多く、2026年も確認時点で19件ありました。
掲載のある市町は19で、湯沢町(40件)と柏崎市(19件)で半数を超えます。次いで長岡市が9件、上越市が7件、小千谷市・三条市・新潟市が各5件でした。ほかは佐渡市が4件、十日町市・南魚沼市が各3件、見附市・燕市・阿賀野市・妙高市・加茂市が各2件、田上町・村上市・糸魚川市・魚沼市が各1件です。なお、柏崎市の同じ土地が2回掲載されていて、114件には両方を含めています。
物件を引き渡す物で分けると、マンションの一室が42件、家などの建物が付いた物件が47件、土地が25件でした。
マンションの一室は42件、ほとんどが湯沢町
マンションの一室42件のうち、39件は湯沢町のリゾートマンションでした。ほかは南魚沼市・新潟市・長岡市が各1件です。状態は成約済み37件、取引中止3件、受付停止1件、募集中1件で、成約した37件の成約までの日数の中央値は52日でした。30日以内に成約したものが13件あり、早いものは4日で成約しています。一方で、新潟市のリゾートホテルの一室は748日、湯沢町の一室は538日かかって成約しました。
0円でも、管理費と税金が毎月・毎年かかる
リゾートマンションは、譲り受けたあとも管理費などがかかり続けます。新潟県の掲載では、次のように書かれていました。
- 管理費と修繕積立金:月額が書かれた23件で、月9,000円〜22,930円でした(年に直すと約11万〜27.5万円)。ほかに、管理費だけで月37,800円と書かれた部屋もあります。
- 固定資産税:書かれた30件で、年1万円程度〜88,200円でした。
- 住民税:町民税・県民税として年4,000円〜8,000円と書かれた部屋が13件ありました。湯沢町に住所がない個人にかかると説明した部屋もあります。
- 一時金:購入時に特別積立金として6万円や12万円がかかると書かれた部屋もありました。
湯沢町の西武ヴィラ苗場の一室は、全く使っていない状態でも維持費が年間22万円かかると書かれ、成約までに538日かかっていました。別の部屋では、不動産取得税として約14万円がかかると書かれていました。
設備の故障や、日数所有型の部屋も
- 給湯器・温水器の故障:電気給湯器が故障していて、修繕に30万〜40万円ほどかかり、取得する人が対応するよう求めた部屋がありました。温水器が故障してお湯が出ない部屋や、お湯を使うには電気温水器の設置が必要な部屋もあります。
- 日数所有型:3件は、月に6〜7日の所有日があり、年に60日まで使える「日数所有型」の部屋でした。年間の管理委託料は198,000円〜200,094円(2件は光熱費込みと記載)で、どれも6日〜19日で成約しています。
- 管理規約の制限:ペットの飼育や民泊を管理規約で禁止していると書かれた部屋が4件ありました。
南魚沼市の石打のリゾートマンションの一室(取引中止)は、2020年8月から10万円で売りに出しても買い手が現れなかったと書かれていました。同じマンションのほかの部屋を仲介する不動産会社の話として、大雪で駐車場の除雪が間に合わずしばらく使えなかったり、水道の管が凍結で破裂して水が使えなかったりしたことがあると書かれ、権利証と鍵もなくしていました。譲り受ける前に、管理組合の運営や管理費の滞納、修繕の予定まで確かめておきましょう。
家付きは47件、雪下ろしや雪による傷みの記載も
家などの建物が付いた物件は47件で、多いのは柏崎市(12件)、上越市・長岡市(各5件)、佐渡市・小千谷市・新潟市(各4件)でした。状態は成約済み29件、取引中止8件、受付停止8件、募集中2件で、成約した29件の成約までの日数の中央値は83日です。
築年が書かれた30件のうち、26件は1887年から1980年に建てられたもので、1981年より前でした。残る4件は1981年・1983年・1988年・2008年築です。一般に、1981年6月1日より前に建築確認を受けた建物は、今の耐震基準より前の基準(旧耐震基準)で建てられています。
条件のある家が早く成約した例もあります。
- 柏崎市の2階建ての家:14年ほど空き家で、8年ほど前に屋根を張り替えたものの外壁に傷みがあり、家財が残ったままと書かれていました。8日で成約しています。
- 上越市の古民家:明治20(1887)年築で、冬は雪深く、積雪で屋根や外壁の劣化や破損があると書かれていました。11日で成約しています。
- 村上市の家:今川駅の目の前で日本海を望む1933年築の家で、8年ほど空き家のまま家財が残っていました。26日で成約しています。
家付きの物件で確かめたいこと
新潟県の家付きの物件の説明には、次のような点が書かれていました。
- 雪下ろし・雪の重みによる傷み:家付き47件のうち9件は、雪に関わることが書かれていました。長岡市の家は屋根の雪下ろしが年2回くらい必要とされ、小千谷市の家は毎年、雪下ろしと草刈りを地元の業者に頼んでいました。小千谷市の元旅館は物置部分が雪の重みで倒壊し、長岡市の家は農作業用の建物が雪で倒壊したままでした。十日町市の家は、雪下ろしが遅れて離れの屋根が少し潰れ、雪のシーズン前に屋根の修繕が必要とされていました。十日町市の別の家は、積雪や除雪、凍結への対応を含めて、管理は譲り受ける人の責任とされていました。
- 道路の除雪:前の道路が融雪道路の土地や、消雪パイプが通っている家、冬は県道の除雪が行われる家もありました。冬に車で出入りできるか、除雪がどこまで入るかも確かめましょう。
- 古い設備・傷み:雨漏り(跡を含む)が8件、トイレが汲み取り式の家が1件ありました。給湯ボイラーや給湯器が故障していると書かれた家もあります。新潟市の医院兼住居だった鉄筋の建物は、外壁にアスベストが含まれていて、解体の見積もりを取ったところ、1,000万円以上かかるようだと書かれていました。
- 未登記・相続の手続き:建物の全部か一部が未登記の家が10件ありました。相続の登記がまだ終わっていない家もあります。
- 借地・賃貸中・地下タンク:小千谷市の元旅館は、土地を近くのお寺から年4万円ほどで借りていて、今後の使用はお寺との協議が必要とされていました。上越市の旧店舗兼住宅は、倉庫と長屋を貸していて、その賃貸を引き継ぐことと町内会費年4,800円を払うことが譲る条件でした。小千谷市の元ガソリンスタンドは、地下にタンクが残っていると書かれていました。
- 行政の勧告・災害の区域:柏崎市の家(取引中止)は、行政から特定空家等に関する勧告を受けていると書かれていました。柏崎市の別の家は、土砂災害警戒区域(イエロー)で、前の道路が私有地とされていました。
- 農地が付いている:柏崎市の家(確認時点で募集中、2026年10月7日の再確認では受付停止)には田畑が付いていて、農地を取得するには、柏崎市か近くの市町村に住むこと、稲作などの農業の経験、機械を買える程度の資金が必要と書かれていました。農地を譲り受けるには、原則として農業委員会の許可が要ります。
家付きの物件の固定資産税は、書かれた28件のうち課税なしが1件、ほかの27件は年2,900円から288,875円でした(288,875円は燕市の駅前の旧スーパーの建物、181,400円は新潟市の医院兼住居だった鉄筋の建物で、住まいとして使われていた家では最大100,239円)。
土地で確かめたいこと
家が付いていない土地の25件(倉庫や車庫だけが残る3件を含む)の説明には、次のような点が書かれていました。
- 山林・原野・保安林:25件のうち14件は山林・原野・保安林を含む土地でした。見附市の山林11筆(13,181㎡)は、土地の詳しい場所も境界標の位置もわからず、車で近くまで行けないとされ、所有者は国庫帰属制度で国に返したいと書いていました。南魚沼市の山林は、市町村に寄付を打診したもののまとまらなかったとされています。
- 家を建てられない土地:見附市の土地は「建物の新築は不可の土地」(農家住宅は要件次第で新築が可能)、小千谷市の土地は間口が狭いため建設不可地と書かれていました。加茂市の土地(取引中止)は道路に接しておらず、農地のため農地転用が必要とされていました。
- 田畑:3件は田や畑を含む土地でした。三条市の田と雑種地の6筆(6,014㎡)は、田を耕作する人に貸していて、自治体の制度による売買のあっせんでも買い手が見つかっていないと書かれていました。
- 別荘地の管理費:阿賀野市の別荘地は、管理費などが年8,500円程度かかると書かれていました。同じ阿賀野市の別の区画は、2015年以降は管理費を払っていないとされています。
土地の固定資産税は、0円が1件、ほかの9件は年596円から147,500円でした(147,500円は柏崎市の13筆、4,653㎡の土地)。
10円で譲るとした投稿を探す
掲示板サイトのジモティーで、新潟県の不動産を「譲り」と検索すると、2026年10月3日の時点で111件と表示されました。1ページ目に並んだ投稿(受付終了の一覧を除く)29件のうち、14件はタイトルに「10円でお譲り」とある投稿でした。内訳は戸建て11件、土地1件、リゾートマンションの区分2件で、14件とも同じ不動産会社(訳あり物件を買い取って売る事業者)の投稿です。本文を確認した投稿には、次のような条件が書かれていました。
- 新潟市東区の戸建て:1975年築で、「工業専用地域のため一般住宅は再建築不可」と書かれていました。駐車スペースはなく、雨染みや残置物があり、下水道は汲み取りです。司法書士は売主が指定し、境界は明示しないとされていました。
- 新潟市西蒲区の海の前の戸建て:1975年築で、残置物・雨漏り・腐食が一部あると書かれていました。
- 新発田市の戸建て:登記の費用を売主が負担するとされる一方、下水道は汲み取りで、未登記の建物があり、築年数は不詳でした。
- 湯沢町の苗場のコンドミニアムホテルの区分:管理費・修繕積立金はないとされていましたが、管理会社が解散して今は存在せず、電気が未契約のためエレベーターが動かないと書かれていました。
10円の物件は、0円での譲り受けではなく売買です。価格がほぼ0でも、登記や税金、改修の費用は別にかかります。再建築不可や管理会社の不在といった条件も、申し込む前に確かめましょう。
空き家バンクで探す
アットホームが運営する「空き家バンク」のサイトでは、新潟県から25市町村が参加しています(新潟市は区ごとに表示)。2026年10月3日に売買物件を確認すると、518件が表示されました。多いのは三条市(162件)、佐渡市(112件)、小千谷市(39件)、上越市(36件)です。
- 種類は、戸建てが396件、土地が110件、事業用(一棟)が12件でした。
- 価格が100万円以下の物件は91件(戸建て68件・土地23件)で、うち36件は三条市でした。
- 0円の物件はありませんでした。最も安いのは三条市の土地2件の「0.01万円」(100円)で、種目は「所有権譲渡」です。1万円の物件も3件あり、三条市の土地2件と、胎内市の1974年築の戸建て(トイレは汲み取り)でした。
0円物件サイトで多かった湯沢町と柏崎市は、アットホームのサイトに参加していますが、確認時点で表示された物件は0件でした。新潟市も、表示があったのは西蒲区の3件だけです。湯沢町や柏崎市、新潟市で探す場合は、市町の空き家バンクの窓口もあわせて確認しましょう。
湯沢町・柏崎市・長岡市の補助は、使えるかを早めに確かめる
新潟県の市町には、住宅の取得や改修への補助があります。当サイトで確認した湯沢町・柏崎市・長岡市の補助は、次のとおりです(確認日は2026年10月3日。ほかの市町の制度は確認していません)。
| 市町 | 補助の内容 | 0円で譲り受けた場合の扱い |
|---|---|---|
| 湯沢町(住宅取得補助金) | 町内で初めて住宅を取得した子育て世代の夫婦に、固定資産税に相当する額を5年間補助(リゾートマンションは家屋と土地分、戸建ては家屋分。年20万円まで)。夫婦の合計年齢が85歳以下で、定住のため自ら住む住宅を取得して登記し、世帯全員がその住宅に住んでいること、町税を完納していることなどが条件。初回の申請は固定資産税が初めて課税された年度に行う | 「住宅の贈与および相続による取得」は対象外と明記されていて、0円で譲り受けた(贈与による)住宅は対象にならない |
| 柏崎市(住まい快適リフォーム事業・空き家リフォーム) | 申請日の前1年以上誰も住んでいない個人所有の建物か、市の空き家バンクで購入・賃借した住宅を、市内の業者でリフォームする費用の30%(上限は市内からの転居50万円、県内の他の市町村から70万円、県外から105万円。子育て世帯・若者世帯は20万円加算)。長寿命化・バリアフリー化・省エネ化・耐震化のいずれかの工事を含むことが必要 | 対象者は建物の「所有者または賃借人」で、0円で譲り受けて所有者になった場合も当てはまる可能性がある。工事後すぐに住み始めて定住すること、1年以上空き家だったことの証明(町内会長などの証明書か水道の使用実績)、交付決定の前に着工しないことなどが条件。住宅と別の建物の車庫・物置などの工事は対象外。空き家リフォームは先着順で、予算額に達した時点で受付を終了(同じ事業の住宅リフォーム補助〈抽選〉は2026年度の第3期まで受付を終了) |
| 長岡市(空き家バンク登録・成約促進事業補助金) | 市の空き家バンクに登録された建築後10年以上の物件を買った人が、市内の業者で屋根・外壁や水回りなどを改修する費用の2分の1(基本50万円、加算を含めて最大80万円) | 対象は「長岡市空き家バンク登録物件購入後6か月以内の者」で、0円物件サイトで譲り受けた家は、市の空き家バンクに登録された物件でなければ対象にならないと考えられる。法人は対象外で、購入後10年以上住むこと、市税の未納がないことも条件。購入者自身や購入者が代表を務める会社の施工は対象外。2026年度の申請は10月30日まで(先着順で、予算がなくなり次第終了)、契約と工事の着手は交付決定の後で、工事の完了と実績報告は12月25日まで |
湯沢町の補助は、贈与で取得した住宅を対象外としているので、リゾートマンションの一室を0円で譲り受けても使えません。10円などの価格で買う売買の場合は、夫婦の年齢や定住などの条件を満たせば対象になる可能性があるので、町に確かめましょう。管理費や税金は、補助を当てにせず見通しを立てましょう。
柏崎市の空き家リフォーム補助は、1年以上空き家だった建物の所有者も対象とされているので、0円で譲り受けた家でも対象になる可能性があります。ただし、工事のあとすぐに住んで定住する必要があり、交付決定の前に着工すると対象外になります。空き家だったことの証明に水道の使用実績を使う場合は、月平均5立方メートル以内であることが条件で、前の所有者の記入・押印がある委任状も要ります。申請は先着順で、予算額に達した時点で受付が終わります。同じ事業のうち、今住んでいる家の住宅リフォーム補助は2026年度の募集(第3期は8月31日まで)を終えているので、空き家リフォームの受付が続いているかは市に確かめましょう。
長岡市の補助は、市の空き家バンクの物件を買うことが前提です。2026年度の申請は10月30日まで、工事の完了と実績報告は12月25日までなので、これから探す場合は翌年度の制度を確かめましょう。長岡市で探す場合は、0円物件サイトだけでなく市の空き家バンクも確認し、補助を使えるかを買う前に確かめましょう。
また、東京23区に住んでいたか通勤していた人が移住する場合など、条件を満たせば国の移住支援金を使える市町村もあります。しくみは移住支援金とは?で解説しています。新潟県の上越市の制度は新潟県上越市の移住支援金にまとめています。
民間サイトで探す
- みんなの0円物件:新潟県のページで物件を確認できます。確認時点で募集中だったのは、十日町市の松之山温泉近くの小さな家、魚沼市の原野、湯沢町の西武ヴィラ7号館の2Kの部屋、柏崎市の2008年築の家と土地(7,015㎡、農地付き)、柏崎市の車庫付きの宅地の5件でした。このうち柏崎市の2008年築の家と土地は、2026年10月7日の再確認では受付停止になっていました。湯沢町の部屋は、3年間空き家で水道・電気は停止中と書かれていました。
- ジモティー:新潟県の不動産で「譲り」と検索すると、10円の戸建てのほか、価格を0万円とした胎内市の物件や、阿賀野市・燕市の農地を含む土地の投稿もありました。「1年後にお譲りします」「6年後、希望者に土地を譲渡」のように、借りて家賃を払ったあとに譲り受ける形の投稿もあります。最初から所有権を譲り受ける物件か、価格のほかにかかる費用はないかを、投稿の本文で確かめましょう。
- アットホームの空き家バンク:三条市や佐渡市、小千谷市、上越市などの物件が表示されます。
0円でもかかる費用
物件が0円や低価格でも、次の費用がかかります。
- 登録免許税:無償で譲り受けた(贈与による)所有権の移転登記では、固定資産税評価額の2%です。買った場合の税率は、国税庁の税額表で確認してください。
- 不動産取得税:有償か無償かに関わらず、取得した人にかかります。湯沢町のリゾートマンションの一室でも、約14万円かかると書かれたものがありました。税率や、かからない場合(免税点)の条件は、県の税務担当の窓口で確認してください。
- 贈与税:個人から無償で譲り受けた場合は贈与にあたり、その年にもらった財産の評価額の合計が110万円を超えると贈与税がかかります(110万円以下ならかからず、申告も不要です)。新潟県の掲載でも、柏崎市の13筆の土地のように、固定資産税評価額が約1,506万円と書かれた土地がありました(贈与税での土地の評価は、路線価か、固定資産税評価額に一定の倍率をかける方法で計算し、家屋は固定資産税評価額が基準です)。また、法人から無償で譲り受けた場合は、贈与税ではなく所得税がかかります。新潟県の掲載にも、会社の保養所や法人が持つ部屋がありました。
- 司法書士への報酬:登記を依頼する場合にかかります。司法書士を所有者側が指定する物件もあります。
- 仲介手数料・マッチングの手数料:空き家バンクの物件を不動産事業者の仲介で買う場合や、事業者の仲介で0円物件を譲り受ける場合などにかかることがあります。
- 管理費・修繕積立金・住民税:リゾートマンションでは、使わなくても毎月の管理費と修繕積立金がかかり、住民税がかかる場合もあります。
- 解体・改修の費用:古い家や傷みが大きい家では、住めるようにする改修や、解体の費用がかかります。給湯器の修繕に30万〜40万円ほど、アスベストを含む建物の解体に1,000万円以上かかるようだと書かれた物件もありました。
- 雪下ろし・除雪の費用:雪の多い地域では、屋根の雪下ろしや敷地の除雪を業者に頼む費用がかかることがあります。
- 固定資産税:持っている間、毎年かかります。新潟県の掲載でも、家付きの物件で年73,000円や100,239円、マンションの一室で年88,200円と書かれたものがありました。
みんなの0円物件の利用規約でも、登記費用や固定資産税の精算金などの実費は、物件を取得する人の負担となる場合があると定めています。税金の詳しいしくみは空き家を手放したい人へ|0円で譲る方法と手順の「譲るときの契約・登記・税金」の節で、譲る側・受け取る側の両方から解説しています。
掲示板やマッチングサイトの投稿には、所有者の連絡先など個人の情報が含まれることがあります。当サイトでは、こうした情報はそのまま紹介していません。0円物件のしくみや注意点は、空き家0円物件(差し上げます)とは?探し方と注意点もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q1. 新潟市で格安の空き家はありますか?
0円物件サイトには新潟市の掲載が5件あり、うち4件は家付きの物件でした(確認時点では成約済みか受付停止)。ジモティーには、2026年10月3日の時点で、新潟市東区と西蒲区の戸建てを10円で譲るとした投稿がありましたが、東区の家は工業専用地域のため再建築不可と書かれていました。アットホームの空き家バンクでは、新潟市で表示されたのは西蒲区の3件だけでした。10円でも売買なので、登記の費用や税金、改修の費用は別にかかります。
Q2. 湯沢町のリゾートマンションは、0円で譲り受けても費用がかかりますか?
かかります。新潟県の掲載では、管理費と修繕積立金が月9,000円〜22,930円、固定資産税が年1万円程度〜88,200円と書かれていました。住民税や、不動産取得税(約14万円と書かれた例)、給湯器の修繕費がかかる部屋もあります。湯沢町の住宅取得補助金は、贈与で取得した住宅は対象外です。
Q3. 0円で譲り受けた家に、市町の補助は使えますか?
当サイトで確認した湯沢町の住宅取得補助金は贈与による取得を対象外とし、長岡市の改修補助は市の空き家バンクの物件を買うことが前提です。柏崎市の空き家リフォーム補助は、1年以上空き家だった建物の所有者も対象で、0円で譲り受けた家でも対象になる可能性があります(先着順で、予算額に達すると受付終了)。ほかの市町の制度も含め、契約や工事の前に窓口に確かめましょう。
Q4. 新潟県の空き家を手放したい場合はどうすればいいですか?
市町の空き家バンクに登録する、0円物件サイトに載せる、隣の土地の所有者に譲るなどの方法があります。新潟県の掲載にも、遠方に住んでいて管理が難しいため、0円で譲り先を探したと書かれた家や土地がありました。手順や税金は空き家を手放したい人へ|0円で譲る方法と手順にまとめています。
まとめ
新潟県では、0円物件サイトにこれまで114件の掲載があり、3分の1ほどは湯沢町のリゾートマンションの一室でした。マンションは早く成約するものが多い一方で、0円でも管理費や税金が毎月・毎年かかり、給湯器の故障や管理の状況にも注意が要ります。家付きの物件は1981年より前に建てられた古い家が中心で、雪下ろしや雪の重みによる傷みが書かれた家もありました。ジモティーには10円の戸建ての投稿もありましたが、再建築不可や雨漏り、汲み取り式の下水道といった条件が書かれていました。当サイトで確認した湯沢町の補助は贈与による取得を対象外とし、長岡市の補助は市の空き家バンクの物件を買うことが前提でした。管理費や雪への備え、改修の費用まで含めて見通しを立てておきましょう。
