「氷見市に移住したいけれど、移住支援金はいくらもらえるのだろう」と調べている方へ。氷見市の移住支援金(国の地方創生移住支援事業に基づく制度)は、単身なら60万円、世帯(2人以上)なら100万円が基準額です。加えて、氷見市には移住支援金とは別枠の市独自制度として「移住世帯生活応援金」(一律10万円)や「定住促進賃貸住宅家賃補助金」(月額2万円)もあります。まとめサイトの中にはこれらを一体の制度のように紹介しているものも見られますが、氷見市公式サイトの情報をもとに、それぞれを区別して整理します。
氷見市の移住支援金はいくら?支給額の内訳
氷見市公式サイトによると、移住支援金本体の支給額は次のとおりです。
| 区分 | 支給額 |
|---|---|
| 単身での移住 | 60万円 |
| 世帯(2人以上)での移住 | 100万円 |
| 子ども加算(18歳未満の世帯員) | 1人につき100万円加算 |
この金額は国の移住支援金制度に準じた標準額であり、氷見市が支援金本体に独自の上乗せをしているわけではありません。氷見市の特徴は、支援金本体ではなく、別枠で用意されている2つの市独自制度にあります。
| 制度名 | 支給額・補助額 | 支給形態 |
|---|---|---|
| 移住世帯生活応援金 | 一世帯あたり一律10万円 | 氷見商工会議所発行の電子地域通貨(利用困難な場合は地域内商品券) |
| 定住促進賃貸住宅家賃補助金 | 月額2万円を上限(家賃から住宅手当等を差し引いた額と2万円のいずれか低い額)、交付対象期間2年間(24ヶ月) | 補助金(口座振込) |
家賃補助金は月額2万円が上限のため、24ヶ月分をすべて受け取れた場合でも合計48万円が上限です。なお、二次情報の中には「月額最大4万円の家賃補助」という記載も見られましたが、氷見市公式サイトの記載は月額2万円が上限であり、月額4万円という金額は確認できませんでした。本記事では公式サイトで確認できた月額2万円を採用しています。
3つの制度は別物、対象要件の違いに注意
氷見市公式サイトを確認すると、この3つは申請窓口・対象要件が異なる別制度であることが分かります。
移住支援金(本体)の対象要件
- 移住元:東京23区在住者、または東京23区への通勤者(住民票を移す直前の10年間のうち、直前1年以上かつ通算5年以上)
- 移住先:氷見市への転入
- 就業等:「とやまUターンガイド」掲載の対象求人への新規就業、富山県の起業支援金交付、東京23区の業務を継続するテレワーク、または関係人口要件のいずれかを満たすこと
- 申請期限:氷見市に住民登録を行った日から1年以内
移住世帯生活応援金の対象要件
東京23区在住・通勤といった移住支援金特有の要件は課されておらず、次のいずれかに該当する世帯員がいる移住世帯が対象です。
- 子育て世帯(高校3年生相当年齢以下の世帯員が1人以上)
- 新婚世帯(婚姻した日から1年を経過していない)
- 年齢が30歳に満たない方
- 看護師・介護職・保育士として市内の民間事業所に従事する方(従事予定を含む)
申請期限は氷見市に住民登録を行った日から6ヶ月以内と、移住支援金本体(1年以内)より短い点に注意が必要です。
定住促進賃貸住宅家賃補助金の対象要件
市外からの転入者で、上記の移住世帯生活応援金とほぼ同じ4区分(子育て世帯/新婚世帯/30歳未満/市内民間事業所の医療介護保育人材)のいずれかに該当し、かつ世帯員全員が市税を滞納していないことが条件です。
このように、移住世帯生活応援金と家賃補助金は対象となる区分が共通している一方、移住支援金本体は東京23区からの移住・就業要件という全く別の条件で判定される点が、氷見市の制度を理解するうえでのポイントです。条件を満たせば、東京23区からの移住・就業要件を満たす世帯が、同時に子育て世帯や新婚世帯にも該当し、3制度すべての対象になる可能性もありますが、公式サイト上に3制度の併給を明記した記載は見当たらなかったため、実際に重複受給できるかどうかは氷見市の担当窓口(未来戦略課)への個別確認が必要です。
申請の流れ
氷見市の移住支援金は、大まかに次の流れで申請します。
- 「とやまUターンガイド」で対象求人を探す、または起業・テレワーク・関係人口要件のいずれかを確認する
- 氷見市へ転入し、住民票を異動する
- 住民登録から1年以内に、氷見市の担当窓口へ申請書類を提出する
- 審査を経て、移住支援金が支給される
移住世帯生活応援金・家賃補助金を利用したい場合は、それぞれ別途の申請が必要です。応援金は住民登録から6ヶ月以内という短い期限が設定されているため、移住が決まった時点で早めに氷見市未来戦略課へ問い合わせることをおすすめします。
注意点・特徴
氷見市の移住支援金本体の金額(単身60万円・世帯100万円・子ども加算100万円)は、国の制度に準じた標準的な内容で、他自治体と比べて突出した特徴があるわけではありません。氷見市ならではの特徴は、移住支援金とは別枠で、条件を満たせば10万円の一時金(応援金)と最大48万円の家賃補助(月額2万円×24ヶ月)を組み合わせられる可能性があるという制度の「重ね方」にあります。ただし、この2つの独自制度は移住支援金本体とは対象要件・申請窓口・期限がすべて異なるため、「氷見市に移住すれば自動的に上乗せされる」ものではない点に注意が必要です。特に応援金は申請期限が住民登録から6ヶ月以内と短く、移住支援金本体(1年以内)よりもうっかり見落としやすいタイミングです。
よくある質問
Q1. 氷見市の移住支援金はいくらですか?
移住支援金本体は単身60万円・世帯100万円が基準額で、18歳未満の世帯員がいる場合は1人につき100万円が加算されます。これは国の制度に準じた標準額です。
Q2. 「移住世帯生活応援金」は移住支援金に上乗せされる制度ですか?
いいえ、別制度です。移住世帯生活応援金は一律10万円(電子地域通貨等で支給)で、子育て世帯・新婚世帯・30歳未満・医療介護保育人材のいずれかに該当する移住世帯が対象です。移住支援金本体が求める「東京23区からの移住・就業」要件は課されていません。
Q3. 家賃補助は月額いくらですか?
氷見市公式サイトによると、定住促進賃貸住宅家賃補助金は月額2万円が上限で、交付対象期間は2年間(24ヶ月)です。二次情報で見かける「月額最大4万円」という金額は、氷見市公式サイトの記載とは一致しませんでした。
Q4. 3つの制度は同時に受け取れますか?
移住支援金本体と、移住世帯生活応援金・家賃補助金は対象要件が異なるため、条件を満たせば理論上は重複して該当する可能性があります。ただし公式サイト上に併給を明記した記載は見当たらないため、実際に重複受給できるかは氷見市未来戦略課への個別確認が必要です。
氷見市は富山湾に面し、寒ブリなど豊かな海の幸で知られる港町です。移住支援金本体は標準的な内容ですが、市独自の応援金・家賃補助という2つの別枠制度を用意している点から、子育て世帯や若年層の定住支援に力を入れている姿勢がうかがえます。
移住支援金の制度全体の仕組み(標準額・対象要件・申請の流れ・税金の扱いなど)は移住支援金とは?いくらもらえるか仕組みを解説でまとめて解説しています。
まとめ
氷見市の移住支援金は、単身60万円・世帯100万円の基準額に18歳未満の子ども1人につき100万円が加算される、国の制度に準じた標準的な内容です。加えて、氷見市には別枠の市独自制度として、子育て世帯・新婚世帯・30歳未満・医療介護保育人材を対象とした「移住世帯生活応援金」(一律10万円)と「定住促進賃貸住宅家賃補助金」(月額2万円×最大24ヶ月)があります。3つの制度は対象要件・申請窓口・期限がそれぞれ異なるため、混同せずに氷見市未来戦略課へ個別に確認しながら申請を進めましょう。
